看護師は風邪をひくように「うつ」になると言われています。
私の昔の同期や同僚でもうつ病になった人がいましたし、昔、うつをやったことがあるという人にも出会ったたことがあります。
経験の浅い看護師の中にもいますが、中堅看護師でそれなりに仕事ができるベテランの看護師の中にもうつ病になってしまう人も見てきました。
看護師はどうしてうつ病になりやすいのか?
看護師がどうしてうつ病になりやすいのか考えてみたのですが、やはり業務上での精神的プレッシャーと過酷な肉体的な労働から他の職種よりもストレスを抱え込みやすいからではないでしょうか。
肉体的な労働は他にもたくさんありますが、それに加えて、看護師は患者の命を預かるという絶対にミスが許されないプレッシャーを日々受けています。
看護師がベテランになればなるほどその責任感も増し、業務量も増えていく・・・だから、ストレスが溜まっているからといって仕事で力を抜いて働くことさえも許されない・・・。
特に、入退院の激しい急性期の病棟なんかはそうですよね。
こうしたことが積み重なって知らず知らずのうちに、心も身体も病んでしまうのでしょう。
おそらく自分でも心身の異変に気づきながらも、忙しさのあまりに自分のことを見てあげられなくなってしまうのです。
看護師がうつ病になるときの症状ってどんな症状?私ってうつ!?
あなたがもし次のような症状が出ているなら注意が必要ですよ。
- 最近急激に体重が減った、あるいは、増えた
- ふとした瞬間に涙があふれてくるようなことがある
- ごはんを食べようとすると喉がつっかえるような気がして食べられない
- 普段は面白いと思うテレビを見ても楽しくない
- 仕事で普段はしないようなミスばかり続いている
- 夜疲れているのに眠れなかったり、眠りが浅く何度も目覚めてしてしまう
- 病院へ行こうとうすると吐き気が止まらない
- 仕事のことを考えるだけで動悸や息切れがする
- 休みの日でも常に頭の中は仕事のことでいっぱい
こうした症状が1週間、2週間と続いている状態なのであれば、あなたの心も身体も悲鳴を上げている状態ですよ!
患者さんのアセスメントができるのだから、できるだけこうした状態になったり、私ってうつ病かも!?と思った時点ですぐに心療内科を受診したり、休養を取るようにしましょう。
今は、あまりにも看護師でうつ病になる人が多いので、病院側でも心得ていることが多いです。
病院によってはカウンセラーとの面談を職員向けにしてくれるようなところもあるので、まずはあなたが師長にしんどい思いを打ち明けることが必要です。
理解してくれる師長なら、業務負担を軽くしてくれたり、ストレスの少ない部署への異動優先してくれたり、休みをくれたりといった対処をしてくれますよ。
ただ、目の前の忙しさから頑張らなければ!と働き続けるのではなくて、一時的に立ち止まって見ることも必要です。