退職をしたいけれどなかなか切り出せない・・・と悩んでいませんか?
私も20代の頃は本当は辞めたくて仕方がないのに辞める勇気がなくて、ずっとモヤモヤしている時期を過ごした経験もあります。
退職を切り出すのには勇気が必要・・・
それは、確実に退職を止められるからです。
看護師が人手不足な病院であれば、師長に退職を切り出せば
「辞められたら困るのよ。今やめることはできないから、次の看護師の採用が決まって落ち着くまで少なくとも半年間は働いてね。」
などと言われてうやむやにされてしまったこともあります。
結局、そのまま半年働き続けていても師長が覚えているはずもなく、半年後に師長から退職の話が出ることもありませんでした。
当然ながら、激務で有名な病院なため看護師の採用も私の病棟には回って来ず・・・でした。
その間、私はモヤモヤとした気持を抱えながらも働いていたわけですが、本当に無駄な時間ですよね。
自分の時間を無駄にしたくないなら、こうした事態はできるだけ避けるためにも辞める勇気を持ちましょう。
退職の切り出し方のコツ
長年看護師として働きつつも、転職を繰り返してきて思うことは、退職には切り出し方のコツがあるということです。
師長にそっと退職の話をしたいのでお時間をくださいともちかけたら、
「これ以上今の病院で続けていくことができないので、いついつに辞めます!」
と相談を持ち掛けるのではなく、自分のはっきりとした意志を伝えることです。
私が退職を止められる時は、たいてい「辞めたいと思っているんですけど・・・」と師長に伝えている時なんですよね。
思っているということは、辞めないという選択肢もあるということですから、師長にはあまり本気度が伝わりません。
どんなに師長が怖かろうが辞めることを決めているなら、勇気をもってあなたの意志を伝えるようにしてください。
相手のことを考えるなら早い方がいい
退職の申し出は民法では、退職日から2週間前の本人の申し出でかまいません。
ですが、看護師は人手不足ですからなるべく早い方がいいに決まっています。
次の看護師の採用の目途をつけなければいけないので、退職を決めたらできるだけ早めにと覚えておきましょう。
退職をする時期は決めているのに、急な退職の申し出になってしまうと相手も困ります。
相手のことを考えるなら勇気を持ってなるべく早く伝えておきましょう。
NGな退職理由について
また、退職の話をすれば師長からどうして辞めるのか?と必ず聞かれます。
親の介護、結婚、夫の転勤…どうしても今の職場を続けていくことができない何らかの理由があるならはっきり伝えれば問題ありません。
でももし、あなたが体調が悪くて続けていけそうにない・・・なんていえば、一度休みを取ってから元気になってから復帰してくださいと言われて終わります。
あまりの病院の激務さから病院を変えたいと思った時なんかは、私ははっきりと
「あまりにも業務負担が多く、これ以上続けていくことができないので辞めます。このまま働き続けてしまえばキャパオーバーしてしまいます。」
とハッキリ言って辞めたこともあります。
こんなこと言っていいのかな?といろいろ考えてしまうこともあるかもしれませんが、もう病院を去ることを決めているのであれば、師長がどう思おうとあなたには関係のないことですよね。
もちろん、他にやりたい看護があるといって辞めるのもいいでしょう。
今の病院では学べないことなのであれば、本当にあなたのことを考えてくれる師長なら背中を押してくれるはずです。
私のように無駄な期間を過ごさないためにも、なるべく早く伝えてあなた自身スッキリした気持ちになってくださいね。
次の転職先の候補は決めていますか?
看護師の転職サイトを利用すれば、一人で転職をするよりも効率的に転職活動を進めることができますよ。
転職サイトに登録をしたからといって、すぐに転職しなければいけないということはありません。
まだ先の転職であってもコンサルタントに相談ができたり、希望している職場の内部事情を教えてもらうことができます。
自分ではやりにくい給料の交渉や入職時期の調整も代わりにしてくれるので安心ですよ。