「新人看護師が病院を辞めたい…」と思ってもなかなか辞めさせてもらえないのが現実ですよね。
あなたももしかすると、辞めたいけれどどうやって辞めればいいんだろう？とお困りなのかもしれませんね。
新人看護師が師長に辞めたいんですけど・・・とただ伝えただけでは辞めさせてもらえません。
では、一体どのように辞めればスムーズな円満退職につなげられるのでしょうか？
ここでは、新人看護師の理想的な退職方法についてまとめてみました。
新人看護師が病院をすぐには辞めさせてもらえない理由
まず、病院側がどうしてあなたに辞めてもらっては困るのか・・・ということを考えてみましょう。
せっかく指導をしてきたのに・・・
あなたがたとえ経験が浅くても、面接をして採用して教育をしてきたという事実があります。
今後の見通しを立ててあなたがキャリアを形成していくために研修をしてきたにも関わらず、すぐに辞められてしまっては計画自体もつぶれてしまいます。
離職率が下がるから・・・
さらには、新人看護師が１年未満で辞めてしまうと、その年度の離職率にも影響してきます。
次年度以降の新卒看護師が入職する時に参考する1つに離職率がありますが、これが低いことで退職者が多いのかな？と思ってしまいますよね。
病院の離職率を上げないためにも、あなたに離職してしてもらっては困るのです。
師長の評価にも影響が出ることがある
また、病院によっては、新人看護師が辞めてしまうことで、師長の評価にもつながる病院もあります。
評価が下がるということは、自分のボーナス査定にも影響してくるため、こういう職場では師長が必死に雇い止めをかけていますね。
人手がこれ以上不足すると困るから・・・
また、病院によっては人手不足で新人看護師でも辞められてしまっては、病棟が回らなくなる・・・というような現場もあります。
募集をしてもすぐに次の人が入ってこないような病院では、あなたが辞めてしまったらここにいる患者はどうなるの？というような言い方をされて辞めさせてくれないことが多いですよ。
新人看護師の理想的な退職方法って？
では、新人看護師が円満に退職するにはどうすればいいのでしょうか？
退職したい日や次の転職先の入職日から逆算して考える
あなたがここまでには退職したい、次の転職先でここからは働きたいという日を決めたら、まずはそこから逆算していつまでに退職を申し出るか逆算して考えてみましょう。
退職を申し出るにあたってなるべく早い方がいいという人もいますが、実際には法律上は２週間前の退職を申し出れば問題ありません。
ただ、スムーズに円満退職をするのであれば、最低でも１カ月以上前に伝えておくのがベストです。
できるだけ申し訳そうに限界を伝えてみる
師長にはなるべく申し訳なさそうに伝えるようにします。
新人看護師で早期退職になってしまうなら、自分はここまで頑張ってきたけれど、このまま働き続けていたら身体を壊してしまう・・・といったように自分が限界であることを伝えるのもいいですね。
人間誰しももう限界だ・・・これ以上は無理・・・と言っているような人に、さぁ！ここからもっと頑張りなさい！とはなかなか言えませんから、人間心理をついてみましょう。
退職届を提出してしまう
退職届を準備しておいて、退職意思が本当であることを示しましょう。
退職届を提出すれば、師長ももう処理をするしかありませんから、そこから引き止めることはある意味パワハラになってきますから。
あくまでも退職はあなたの意思で決められることなので、退職を決めているのであれば相談と同時に退職届の準備をしておくのがベストです。
いかがでしたでしょうか。
新人看護師がこれから退職を考えているのであれば、なるべく計画的にかつ大胆に退職を申し出るのが一番です。
なかなか勇気のいることかもしれませんが、次の転職先を決めてしまえば、案外簡単に退職ってできるものですよ。
まだ次の職場を決めていないという人は、転職サイトを使って理想の職場を探してみてくださいね。
転職サイトではコンサルタントが退職に向けたアドバイスも同時にしてくれるところもありますよ。